子供の叱り方や怒り方を教えて下さい

子供の叱り方

いえいえ 子供には叱るとか怒るではなく教えてあげるのです

これは子育てにおいて、とても大切なところで
賢い子になるかそうでなくなるか大きくわかれるところです。

街でたまに見かける、子供に怒鳴っている母親、
子供が間違ったことをした時何も言わず頭をたたく母親、
二人はどう見ても賢そうには見えませんよね。

叱ることがしつけ?

3歳までの子供が悪いこと(大人から見てやってほしくないこと)をするのは、
親を困らせようとか怒らせようとかしているのではありません。
体も大きくなり手足も自由に動かせる、自分で考える力も出てきた。
そのような力を試すために自分の目の前にあるもので試しているだけのことなのです。

ある意味成長を喜ばなければいけません。

 

子供のした行為に対して、大人はその行為が正しければほめる。
危険であったり間違っていたなら止めて、教えてあげる。

この繰り返しがしつけです。
この繰り返しを面倒くさがったり、親自身がわかっていなかったりすると、
世間でいう”しつけのなっていない子”になるんですよね。

 

注意点が1つ。子供に対して”これ触ってください!”みたいな部屋の環境を大人が作っておいて、
「これは触ったらだめでしょう!」と怒るのはかわいそうです。
その時は「置いておいたママが悪かったよ。ごめんね。」です。
わざわざ叱ることになる環境を作ってはいけません。

 

子供を叱り続けるとどうなるでしょう?

子供はほめ方を間違っても心は閉ざしませんが、叱り方を間違うと大変なことになります。
子供を叱る、怒る、怒鳴る、キツイ言葉で言う、無視するこれらは全て子供を否定することになります。
ほめられることなく否定ばかりされると
 
 ↓
自分に自信が持てない。自分はダメな人間だと思う。
 ↓
ダメな人間はみんなから必要とされない。みんなから大切だと思われない。
 ↓
家庭で、園で、学校で、社会の中で自分はいらない存在だと思う
 ↓
社会に出られない人間となります。

 

叱るのではなく教えてあげるのです

「ダメ!」「何してるの!」どうするの!」「バカ!」「○○しなさい!」(命令口調)の
一言で終わらすのではなく

なぜそれをやってはいけないのか
なぜそれをやらなければいけないのかを説明してあげてください。

家や自分の都合ではなく、大切なのは
「あなたにとってこうだからこうだよ」と
何度も繰り返し教えてあげてください。

 

例えば、あなたが難しい数学の問題を解かなければいけないとします。
先生に叱られて、怒鳴られて,「何で出来ないの!」と言われ出来ますか?
先生に何度も教えてもらい、復習し、また間違い、また教えてもらいを繰り返し、
ようやく出来るようになりますよね。

それと同じことと考えてください。

 

子育ては子供VS大人の根競べ(こんくらべ)

おもちゃを投げる子には
「これがあたったらお友達は痛いよね。自分もあたったら痛いよね。」

「大事なおもちゃもつぶれるし、つぶれたらもう遊べなくなるよ。」
「だから投げたらだめだよ。」

 

テーブルの上にのる子供には
「ここから落ちたら頭打って痛く痛くなって病院へ行くことになるよ」
「痛くて病院に行くと、明日遊べないよ。」
「だからのらないでおこうね。」など

特に3歳になるまでの子供には繰り返し説明します。
「もう!何回も言ってるでしょう!」はNGです。

 

何回も説明していて、またテーブルにのった時には一度子供に聞いてみてください。
「ここにのるとどうなるんだった?」
子供は覚えていて「あいたた」と言うか、
話せない子は手を頭にのせて「あいたた」のゼスチャーをします。

「そうだね、あいたたになるよね。」
「じゃあ、どうするの?」と聞くと、子供は自分からテーブルからおります。
「そうだね。そうするんだよね。」と言い、おりられたらほめてあげましょう。

ちゃんとわかっているんですよね。

 

子供はやってはいけないとわかっているのに何回もやります。それが子供です。
大人は根負けしないように何回も教えてあげてください。

3歳を過ぎると、今まで教えてきたことはおおよそ頭に入ってます。
やさしく注意してあげてください。きっと覚えていますよ。

 

子供には「させる」のではなく「しようと思わせる」のがしつけのポイント

子供はまだ言葉が出なくても大人の言うことはよく聞いており、
中にはしっかりと理解している子もいます。

大人が筋の通った説明をすれば子供は納得するし、
納得すれば自分からやって(動いて)もくれますし、やめてもくれます。

 

子供は大人が思ってる以上に賢く、説明を聞いた後
「こっちの方が得だ」「こっちの方がいい」と思った瞬間に動きます。

 

しかし注意をする時、
一言めに急に大きな声で名前を呼んだり、叱ったり、泣かしてしまったりしてはいけません。

二言めからどれだけやさしく大人が説明しても子供はすでに耳も心も閉じています。

 

もちろん、いくら説明しても聞いてくれない子供もいますが、
そこは色々な言葉を探し、工夫をして、納得させてあげてください。


子供には「させる」のではなく「しようと思わせる」のです。
トイレに行きなさい!と「トイレに行かせる」のではなく、
「行こうと思わせる」言葉をかけます。
勉強しなさい!と「勉強をさせる」のではなく、
「しよう。した方がいいんだ。と思わせる」言葉をかけます。
工夫も必要ですね。

子供自身が納得して行動したことは身につき、成果がどんどんと表れます。
ここは保育士でも差が大きくでるところです。

 

わがままとルール違反は許してはいけません

おもちゃの横取り、順番ぬかし、その場所その中でのルール違反などのわがままは、
厳しく教えてあげてください。

 
ただこれは、説明を聞き頭で理解していても子供であるため、まだ上手く心のコントロールができません。

ここは子供に泣かれてしまってもいたしかたありません。
我慢(耐えること、こらえること)を教えてあげてください。
そして、我慢が出来たらほめてあげてください。

 

子供には叱る、怒るではなく教えてあげてください。
子供が納得してくれる教え方をすることによって、信頼関係も築けます。

そしてきっと、落ち着いた賢い子に育っていきますよ。

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